公園について
宮崎県総合文化公園の概要
総合文化公園は、宮崎大学農学部跡地に県民文化の拠点づくりを目指して2つの広場と3つの文化施設とを一体的に整備した緑豊かな文化の香り高い公園として作られました。
スポーツと文化を一緒に楽しむ「文化公園」
東西450メートル、南北370メートルの長方形の敷地を二つに分け、東側に図書館・美術館・芸術劇場の3つの文化施設と文化広場を、西側に県民広場を配置しています。
文化広場は石畳を中心に構成され、彫刻や噴水を配置し、各施設の建築美が調和した落ち着いた雰囲気となっています。県民広場はどこからも人の出入りが自由にでき、芝生を中心とした広い空間に緑陰となる樹木を配置し、レクリエーションを楽しむ場など、多様なニーズに応じた広場として利用されています。
防災機能を備えた「地域住民の暮らしを守る公園」
災害時の避難地としての役割や降雨時の排水調整等の防災機能も持っています。
芝生広場・しょうぶ園・石の広場は降雨時に雨水を一時的に貯め、排水する排水調整機能も持っています。
街の真ん中で、自然と触れ合おう!
平和台公園のある自然に囲まれた地域が近いこともあってか、街の中にありながらも自然の草花や動物を見ることができるのも、この公園の特徴の一つです。
県民広場にある「しょうぶ園」は、6月頃になると紫色の優雅なしょうぶの花が咲きほこり、来園客にすがすがしいひと時を与えてくれます。
また、アオバズク(フクロウの仲間)が訪れる「アオバズクの木」が県民広場にあるほか、文化広場には珍しい「ユーカリの木」があったりするなど、意外なところで珍しい発見に出会うのも、この公園の楽しみ方の一つになっています。
県民広場の中で一番大きな休憩所の横にあるアオバズクの木。
常にアオバズクがやってくるわけではなく、5月~6月頃に見られる事が多いようです。観察するときは、驚かさないよう静かに見守りたいですね。
芸術劇場前の巨木、これがユーカリの木だなんてなかなか気づく人はいないかも。
こういった公園の木々の一つ一つを、じっくり観察しながら散歩してみるのも面白いですよ。
こちらが「アベマキ」という木です。
樹皮はコルク層が発達していてボコボコとした手触りが特徴です。
ちなみにコルク栓に利用されているのは「コルクガシ」。ちょっと触って違いを見てみたいですね。
噴水にモニュメント・・・公園の文化的な一面
県民広場は広々としたスポーツや散歩に最適なエリアなのに対して、文化広場は近代芸術を堪能できる文化的な一面を持っています。
そしてこの広場のいたる所で見かけるのが、色や形がユニークな大きなモニュメント。このモニュメント群は、アメリカの彫刻家ジョージ・シュガーマンが、太陽・山・大地・樹木などの宮崎県の自然を象徴的に表現し「イメージズ・オブ・ミヤザキ」と題された作品群です。一つ一つがベンチとしての公共的な機能を持っていて、訪れる人を不思議な景観に心地よく迎えてくれます。
体の健康、そして心の栄養、さまざまなものをこの総合文化公園では体験することができます。
指定管理者「馬原造園建設」について
株式会社馬原造園建設は、長年の本業である造園業で培った技術と経験に基づき環境保全をモットーに県立平和台公園、宮崎県総合文化公園、大淀川市民緑地運動施設、宮崎県屋外型トレーニングセンターの指定管理者として管理・運営を実施しております。